最終更新日 2024年11月18日 by unratt
日本では1980年代頃から、大学入学試験を受ける方が多くなりました。
1990年に文部省が調査をしたところ、16歳未満のお子さんを持つ親の約90パーセントが、必ず子どもを大学に行かせると回答をしていたほどです。
その結果が今大きく目に見えてあらわれており、2020年度は約500万人もの方が大学を卒業します。
この数は約80パーセントの同年代の方が大卒の資格を得ることになるものです。
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今では大学を卒業することが当たり前になっている
学歴社会と言われるようになって久しいですが、今では大学を卒業することが当たり前になっています。
今後もその傾向は顕著で、さらにどれだけ偏差値が高い学校に進めるのかが重要な将来のカギを握っているといえるでしょう。
受験をなさる場合、多くの方が予備校に通われます。
2021年2月時点で、全国には約6000件もの施設があり、700万人以上の受験生が通っているほどです。
これから自分自身、または大切なお子さんを通わせようとお考えの方も大勢いることでしょう。
そこでここでは、予備校を選ぶ際に注目したい選択肢と、自習室の役割にスポットライトを当てて、詳しく解説をしていきましょう。
悩んでいる方の手助けができれば幸いです。
予備校の歴史
まずは簡単に、予備校の歴史を見ていきます。
国内では江戸時代から、師範学校に進学するための準備をする教育機関がありました。
寛永10年に江戸に生まれた葛西塾が予備校の始まりと言われており、ここで勝海舟や坂本龍馬も学んだと言われています。
その後明治時代になると、オランダ語や英語を指導する学校がうまれ、旧帝国大学を受験する方や医学生などが集ったというわけです。
1970年代頃になると高度経済成長の追い風を受け、男性だけでなく女性の大学進学率も大幅に増加をしました。
これに伴い、塾ではなく予備校という呼ばれ方をして全国に展開する大手が台頭したわけです。
以前は一度現役で受験をして落ちてしまった、いわゆる浪人生を対象にしていた学校でした。
ところが少子化の影響を受けて浪人生が大幅に減少し、今では現役生から通えるシステムとなっています。
自習室の有無に着目する
全国各地にたくさんのスクールがありますが、その中から良い所を選ぶのに着目したいのが、自習室の有無です。
通常は10名から30名程度の生徒が同じ教室に集まって、講義を受けることになります。
数学から英語、物理など高校で学ぶ授業と大差はありません。
ハイレベルな学校を受験する場合、この講義だけでは効率良くテストの対策はおこなえないものです。
なるべく講師から手厚いフォローを受けないと苦手を克服できないわけで、そのときに活用できるのが自習室です。
この部屋を用意されているのは、全国6000件にのぼる予備校のうち、2000件しかありません。
約1/3程度の件数で、それ以外の施設では各生徒が自習に励める環境がないというわけです。
その理由として挙げられるのは、施設に十分なスペースがないからでしょう。
特に都心部だと貸しビルの1室しかない場合もあり、十分な室内環境を用意できないことがわかります。
そこで自身や保護者が新たに予備校に通うときは、必ず自習室を持つ施設を選ぶことをおすすめします。
生徒に対して手厚いフォローを用意していることの証
これは、生徒に対して手厚いフォローを用意していることを象徴しており、それだけ十分なスペースを持つ大手であることも確認できるからです。
ここからは、どんな自習室ならより一層良い教育を受けられるのかも考察していきます。
一般的なところだと、1室で30名が学べる空間を用意しているものです。
この時は長椅子・長テーブルではなく、一個ずつ机をパーティションで区切っているところを選びましょう。
長テーブルだと横に座っている方に気をとられてしまい、自分の時間をしっかりと持てなくなるものです。
またパーティションがあることで、周りから見えないようにも配慮ができ、しっかりと勉強に集中ができます。
ホワイトボードが完備されている点も着目したい
ホワイトボードが完備されている点も、着目したいところです。
理由は講師からマンツーマンの指導を受ける時に、学習範囲をホワイトボードに書き示すことができるかたです。
生徒のノートなどに書いて指導をしても見えづらいので、頭にインプットし難いものでしょう。
オンライン講義に対応している周辺機器も設置されていることを確認することも大切です。
2020年4月以降は、予備校でもリモートや遠隔講義が一般的となりました。
自習室に自身のパソコンやタブレットを持参して、予習をする機会も多くなったものでしょう。
その時に使用する電源やヘッドホンなども備品というスタイルで完備されているとより良いものです。
まとめ
なお、予備校によってはこの部屋を使用するのに別途料金を請求するところもあります。
選択肢の中にこの別途料金をとるところを入れてもいいですが、なるべく標準サービスで無料開放をしているところを優先することをおすすめします。
生徒に対するフォローなので、無料ならそのフォローが手厚いことがわかるからです。
参考サイト
新宿・代々木 高田馬場 レンタル自習室 – スタディ ステーション